所在地:君津市鹿野山
白鳥神社と花嫁祭り
昔、むかしから、この地方に伝わるお話だっぺ。東北地方の征伐に出かけた「日本武尊」というえれえ人が、この地で道に迷われ、えらい難儀しとったと。そこえひょいと一羽の大きな白い鳥が舞い降りて武尊さんの道案内をしたそうな。このことが神社の興りとされてるようだ。舞神は武尊の妻弟橘姫(おとたちばなひめ)だと。こんなことがあってよう、白鳥神社はよ、縁結びの神として知られるようになったんだと。夫婦そろって参拝すると幸せになれると言われてっぞ。つい先だってまではよ、白鳥神社の祭りと神野寺の夜祭を対でやってきたっけがっよ、せえきんは少なくなってきたな。わしらのわけえ頃にゃ、神野寺の夜祭はてえそう賑わったもんだ。若衆の出会いの場で一晩中騒いだもんだ。この夜祭で、ちょっかい出したのがご縁でよ、結ばれたお二人が、翌年春の白鳥神社の祭に結婚式の衣裳を羽織ってお礼参拝をしたもんだね。こんことを「花嫁まつり」といってっがよ。
少し、いや大分訛った表現になってっがよ、みなさんでここはこうだっぺ。ああだっぺ。いやほうだっぺ。楽しみながら考察を加えて下さいよ。
皆さん、九十九谷を眺望した事はありますか。朝霧で有名な場所。房総半島の中でも有数の雲海が望める景勝地です。峯々を漂うさまは見応えがあります。この白鳥神社は、ザ・鹿野山カントリークラブの白鳥コース(現在は名称変更)の中にあります。このコースは過去に3回程利用しました。この前を通って3番ホールに行くのですが、当時は、何故白鳥コースと呼ぶのか気にもしていませんでした。
鳥居
拝殿