鈴木利三郎肖像画
                 1917年頃  40.0×31.0p

敬助より3歳年上の先輩であり、父と同業ということもあってか、敬助が東京から帰省した折は、よく同家を訪れ杯を重ね談笑した。そうした席上「先生絵を描きましょう」と絵筆を握ったが、その時は家族も遠ざけたという。
利三郎氏は温厚な人で、画面にも柔和な人柄がよく現れ、親しみのある作品である。

個人蔵