愛知・犬山市の犬山中学校は5月25日、親や地域の人に子どもの勉強する様子を見てもらったり、他校の教師が見学して指導技術の向上を目指してもらうよう、授業を開放した。市は2004年度から、市内全14小中学校で月1回ほど「学校公開日」を設定。公開する学級や時間帯も各校で判断する。保護者に限定せず誰もが見学できる。10月には他校の授業を見学した教師が集まり、授業改善交流会が予定されている。
大分・宇佐市は5月19日、市内全17小学校で授業を一般公開した。同市は2003年度から、毎月19日を「教育の日」に定めており、市内17小学校の授業を市民が自由に参観できる。原則として1〜3時間目の授業を開放している。
北九州市は2003年11月、「学校開放週間」を設けて、学校の授業や休み時間の様子を保護者や地域住民に自由に見てもらおうと、全市立学校220校が一般に開放された。期間中の安全対策として、来訪者には各校の受付で記帳してもらい、名札をつけて見学してもらい、PTA関係者らが校内を巡視した。
長崎県は2003年12月、2004年から7月の1週間を「長崎っ子の心を見つめる教育週間」とすることを明らかにした。県内すべての公立小中学校を保護者や地域住民に解放するなどして、子どもたちの心の教育を充実させる方針。
仙台市は2004年11月、「地域連携月間」として、市立の3幼稚園と小中高校など193校で、授業を公開するなどの事業を集中的に実施する予定。公開授業のほか、パソコン教室などに学校施設を開放したり、地域住民と避難訓練や防犯訓練を合同で実施する。(田中潤) |