6月10日、静岡・浜松市では、市が提唱してきた「環浜名湖政令指定都市構想」の合併準備会初会合が開かれた。同市では4月28日の市長選で、2002年7月に浜松市を含む14市町村による「環浜名湖政令指定都市構想」を提唱した現職市長が当選。他候補が主張した磐田市などとの合併構想を抑え、2004年10月の合併協定書調印を目指す。
初会合で同市は、27日に予定されている準備会で法定協参加の意思決定を求めたが、これを受けて舞阪町、雄踏町の町議からは「強硬な進め方」、新居町長からは「日程が窮屈」などの意見も出た。16日、雄踏町議が町長に法定協への参加決定を延期する要望書を提出。19日には、舞阪町議も提出する見込み。舞阪町、雄踏町では、両町による2町での合併や新居町を含めた3町での合併も選択肢に入れるべきとの声も上がっている。この3町は合併準備会への参加について、当初は回答を保留していた。
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