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横須賀市の「チャリティ-クリック」、10月は33万円

2002/11/14

 横須賀市は10月から市のホームページ上で緑地基金の募金を始め、最初の1ヶ月の成績は32万9980円となった。

 ホームページ上の「緑のよこすか チャリティークリック」のコーナーを開くと、チャリティーのページがある。そこを開くと、協賛企業の名前が掲げられており、そのひとつをクリックするとその企業のページが開かれ、1回開かれるたびにその企業が市に10円寄付する仕組みである。

 制度発足の10月では協賛企業は13社であったが、11月には1社増え、14社となった。

 10月のクリック数は34662。

 このうち男性によるものが22896、女性によるものが9745、不明が2021であった。

 年齢別では、男女とも50歳台が多く、次いで40歳台、30歳台、20歳台という順で、9歳以下も男性で33、女性で219、また、70歳以上も男性で23、女性で43であった。

 地域別では当然のことながら、横須賀市在住が圧倒的であったが、首都圏あるいはその他の地域からのクリックもあった。

 協賛企業別に見ると多いところが3万円、少ないところが2万円で、企業間にクリック数の極端な相違はない。

 横須賀市は2001年4月から中核市に移行し、これにともなって都市緑地保全法による民有地の買取義務が神奈川県から横須賀市に移譲されることになった。しかし、既存の緑地基金だけでは賄えない可能性が出てきたため、このあらたな募金方法を導入することになった。

 なお、この募金システムは、「ありがとう日本ドットコム」が開発・運営する「チャリティ・クリックシステム」を導入したものであるが、1クリックあたりの単価などは横須賀市独自のものとなっている。(並河信乃)