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「長板中形」とよばれる染めの技法を受け継ぐ
染織家の松原伸生さん。
自然と調和し、独自の世界を構築する。
染めにこだわる匠の技は、藍を極めます。
「長板中形」とは、
友禅や江戸小紋といった染め技法の一つ。
君津市に移り住んで31年、
松原さんの工房では、染めだけでなく糊づくりから
繊細で緻密な伝統技法によって行われます。
天日で乾かし、裏面にも柄を置き、水洗い。
まごころ込めて、藍色へと染め上げます。
伝統を守る松原さんの染織への思いは、
藍よりも深く濃いものでした。