見晴しデッキから見おろす「豊英大滝」の景観です。場所が変るとまた、一味違った景色が広がります。上から、下から、斜めから。角度を変えて眺めることで、見る人へ新たなる感動を呼び起こす。正面からは見えなかった白糸、滝壺も見ることができました。
豊英大滝にかかる橋の手前に「右折見晴しデッキ」の標識がある。ついつい、見過ごしがちです。違った角度から滝が鑑賞できるし、距離的にも短い(20m)ので、お勧めのスポットです。
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橋の欄干との間に狭い通路があり、標識がたっています。ここから見晴台にも登れます。 |
坂道を少し下ると、間もなく正面に見晴しデッキが見えてきます。 |
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見晴しデッキは、渓谷上の切立った場所に整地され、丸太杭と平板で頑丈に作られている。高所恐怖症の人には如何なものだろうか。 |
沢を下流に進むと豊英渓谷(仮称)の景観が開けてきます。増水期の沢歩きは危険です。岩肌が荒々しく、雑木の着床も少ないようです。紅葉の時期はどうなのでしょうか。河川敷内は流木や岩がごろごろと散在していますが、自然の渓谷美を保っています。
滝の上流と下流は浅く平坦で、広々とした河床では水遊びが楽しめます。夏休みは、一時の涼を求めに訪れる人やキャンプファイヤー、バーベキューなどアウトドアライフを楽しむ人たちで大変賑やかだそうです。
写真(遊歩道―3)の正面に幻の大滝が見えます。豊英大滝が高さ2.5mです。この滝は約20mはあるでしょう。水量豊富な雨季(梅雨)には、この地方では規模の大きな滝景観が堪能できるかもしれません。幻の大滝?正確な名前があるかもしれません。現在、不明なため勝手に命名しました。判明次第訂正します。
約15分の道のりを経て目的地「豊英大滝」に到着します。滝には滝壺や河水の侵食によってできた穴などがあり、中にはウグイやギバチなどの魚も生息しているようです。「白糸を垂らしたように見える滝と、周辺の自然が融和した景観は素晴らしいものがあります」と入口案内板に書かれていました。まさに自然は人間を詩人にするようでありす。
渓流の水は黄土色です。この地方の人たちは「茶水・沃素水」と呼んでいます。この渓流を左手に眺めながら、沢づたいに少し歩くと目的地に到着します。
木の根っこでゴゴゴロした道を、足の踏み場を探りながら谷の方向に下っていきます。切り立った渓谷美を眺める間もなく谷底に到着。木の階段を下り奥へと進みます。
階段を登りきると高台に出ます。小鳥のさえずりとともに、水の音が聞こえてきます。この真下方向に滝がありますが見えません。危険ですから柵から外に出たり、覗いたりしないで下さい。
沢に下りると、特徴的な岸辺の岩が目にとまります。鋸刃のような筋状の岩が平行に並んでいます。岩盤は厚い砂岩層に薄い泥岩層や凝灰岩層を挟む清澄層で、河水による侵食で形成されたようです。
清和県民の森・木のふるさと館駐車場方向に左折。トンネルを通り進むと間もなくT字路です。ここを関東ふれあいの道(下の台バス停)方面に左折します。間もなく橋が見え、渡りきったところの右手に看板があります。ここが豊英大滝への入口となっています。少し急な石段をロープを頼りに登ります。
君津駅→県道92号線→国道410号線(東粟倉→大岩→宿原→旅名→豊英)→清和県民の森:木のふるさと館→<左折>→林道淵が沢支線→関東ふれあいの道(下の台バス停方面に左折)→豊英大滝看板
君津方面から
木更津方面から
館山自動車道(千葉北インター)→国道410号線(小櫃→久留里→上総松丘→辻森→宿原→旅名→豊英)→清和県民の森:木のふるさと館→<左折>→林道淵が沢支線→関東ふれあいの道(下の台バス停方面に左折)→豊英大滝看板
「豊英の大滝」は、木和田川の上流にあります。市内には約30箇所の滝があり、その中の代表的な滝の一つです。