祭 神 天児屋根命
天太玉命

天児屋根命(あめつこやねのみこと)
 藤原氏の先祖神
 天岩戸に天照大神がこもられた時、その前で祝詞を読み、天
 孫降臨の際に邇邇芸命(ににぎのみこと)に付き従って日向
 の高千穂の峰に降臨した。
天太玉命(あめのふとたまのみこと)
 安房の国を築いたとされる四国阿波の忌部(いんべ)氏の祖
 神で、日本産業の総祖神として信仰を集めている。
 
 
大原神社の由緒 神社境内石碑

 「久留里記」という人皇第三十九代弘文天皇の事績を記した
 古記録などによれば、室町時代文明年間(1469〜1486)以前
 に奈良の春日神社から遷宮祭祀し、氏神様として郷人から深
 く崇敬され今日に至っている。
 棟札によると天正五年(1577)、地頭の里見義弘が社殿を再
 建し、神殿を寄進したとあり、その後慶長七年(一六〇二)
 には領主の土屋民部少輔忠直が武運長久の祈願をし、以降代
 々土屋の領主たちが守護神として厚く崇敬し、例祭には必ず
 代参として役人を遣わし、礼拝を怠らなかったという。寛文
 十二年(一六七二)からは、亀山郷五十七ヶ村の鎮守の神と
 して例祭日を定めて領主の代参と祭事の警護員としての役人
 の派遣を定例とされ、神楽を奉納し国家安穏・武運長久・無
 病息災の祈願を絶やすことなく今に伝えている。
 貞享元年(一六八四)には、拝殿の新築が成され、時の地頭
 は酒井河内守で星野神主と記されている。

大原神社

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