山中進治

柳 敬助

西川虎吉

松本新吉

 君津は文化不毛の後進地とよくいわれますが、明治から大正にかけて中央で活躍した人たちがでています。

江戸時代明治の初期に活躍した人
中世

 ピアノ製作者「松本新吉」、日本初のオルガン製作者「西川虎吉」、洋画家の「柳敬助」。柳敬助という君津出身の画家はあまり知られていません。地元でも知っている人は少数です。それはほとんど作品が残っておらず、目にすることが少ないことが原因ではないかと思います。残念ながらこの人の作品は関東大震災で大半が焼失しました。しかし、長野県の安曇野にある碌山美術館には留学時代の作品や数点の遺作が展示保管されています。さらに、演目;忠臣蔵・大石血涙南部坂を十八番とした浪曲師初代「春日井梅鴬」、時代が少し新しくなりますが農業指導者、千葉の宮沢賢治と呼ばれた「山中進治」(山中文庫)です。
 現在、私達が興味を持って探求しているのは洋画家の柳敬助とピアノ製作者松本新吉です。まず、柳敬助について。つづいて、日本で最初の国産ピアノ製作者、松本新吉を取り上げその人物像を紹介します。